東京もようやく、昨夜あたりから過ごしやすくなってきました。
夏も終わりですね。

夏の終わりに合わせるように、わが家の愛車のバッテリーも本日ご臨終と相成りました。
すみません。また企業法務と全く関係のない話題です。


今日の夕方、会社で仕事をしていると、私の携帯電話に妻から着信がありました。
どうせまた「帰りにトイレットペーパーを買ってきて」などという用件であろうと思い、しばらくは知らん振りで仕事を続けていました。
しかしあまりに何度もかかってくるので「はいよ!」と電話に出てみると、「クルマが動かないから助けてくれ」というエマージェンシーコールでした。

どうやら長女を保育園に迎えに行き、そのまま長男を学童保育に迎えに行ったところ、学童保育所の前の路上でクルマが動かなくなってしまったようです。
妻の話を聞く限り、バッテリー上がりかオルタネーター(発電機ですね)の故障のようでしたが、職場にいる私にできることといえば、「グッドラック!」と心の中でつぶやくことくらいです。
しかしそれではあまりに妻がかわいそうなので、「エアコン、カーナビ、ライトを全部消して、アクセルを2回踏んでからエンジンをかけてみたまえ」と伝えました。
しかしクルマはウンともスンとも言わないようです。

ところでわが家は2年ほど前からソニー損保に加入しており、クルマが故障した場合には無料ロードサービスを受けられます。
とはいえ無料サービスの利用回数には制限があるため、近所でバッテリーが上がった程度で利用するのはどうも勿体ないように思いました。
そこで私は、「『故障中。何かあれば学童保育へ』と貼り紙をしていったん帰宅したまえ」と妻に伝え、私が現地に向かうことにしました。

一般的にバッテリーの寿命は2年から3年と言われていますが、思えばわが家の愛車のバッテリーは4年ほど前から使っており、「そろそろスペアを準備しておかなくては」と思っていた矢先のことでした。

さていったん家に帰り、お隣のSさん(同年代のお父さん)が在宅であることを確認したところで、「悪いけどジャンピングしたいからクルマを貸してください」とお願いし、Sさんとウチの長女と3人で現地に向かいました。

ほどなくして現地に到着し、学童保育所の前に淋しそうに停まっている愛車のボンネットを開け、お隣さんの愛車のボンネットを開け、ブースターケーブルを接続します。

せっかくなので、企業法務Blogとして果たして「あり」なのかどうかわかりませんが、いわゆる「ジャンピング」の方法について、少し詳しく書いておきます。
いざという時に必ず役に立ちます。


①動かない方のクルマのバッテリーの+端子に、赤いブースターケーブルの一方を接続します。
②動く方のクルマの+端子に、赤いブースターケーブルのもう一方を接続します。
③動く方のクルマの-端子に、黒い(青いこともある)ブースターケーブルの一方を接続します。
④動かない方のクルマのエンジンブロックなど鉄の部分に、黒いブースターケーブルのもう一方を接続します。
⑤動く方のクルマのエンジンを少しふかしながら、動かない方のクルマのエンジンをかけてみます。
⑥それでもエンジンがかからないようであれば、動かない方のクルマのエンジンブロックに接続していた黒いブースターケーブルを、バッテリーの-端子に接続し直して、エンジンをかけてみます。



以上で、たいていの場合はエンジンがかかります。
とはいえ、一度エンジンを切ってしまうと元の木阿弥ですので、これはあくまで応急処置です。
が、バッテリーがご臨終になった場合には非常に有用なので、クルマにブースターケーブルを常備しておくことをお奨めしておきたいと思います。


さて、快く手伝ってくれたお隣さんには、昨日わが家に届いた「北海道の野菜詰め合わせ」をお礼の言葉とともにおすそ分けし、私は長女と2人でイエローハットに向かいました。
予めバッテリーの在庫があることを確認しておいたのですね。

バッテリー1個で29,000円。
アメ車のバッテリーは少々値がはります。
とはいえ、在庫があること自体珍しいのでとても助かりました。

バッテリー購入後、
「バッテリー交換なんて、朝飯前だぜ!」
とばかりに自分で交換作業を始めたのですが、いやはやわが家のクルマのメンテナンス性の悪いこと。
以前、フロントのウインカーを交換するのに、フロントグリルを全部外す必要があることに驚いたり、ブレーキランプを交換するのに、リアゲートを外す必要があることに驚いたりしていたのですが、たかがバッテリーを交換するのに、こうも手間取るとは思いませんでした。

あっちこっち思いもよらぬところがネジで留められていて、それがしかも奥深いところなので工具が入らない。
おまけにそんなことをウダウダとやっているうちに、短パン・ビーサンでむき出しの足を蚊に刺されるわ、長女はおしっこを漏らしそうになるわで、もう大変。
結局40分近くもかかってしまいました。

こんなことであればはじめから、ソニー損保のロードサービスを使えばよかったと若干反省しました。
とはいえ、たまにはクルマをイジるのも楽しいものではあります。洗車は大嫌いなので一切しませんが。

そんなわが家の愛車も今年の11月に車検です。
もうしばらくはメンテナンスをしながら大事に乗りたいなあ、と思う秋の夜でした。