風にころがる企業ホーマー

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カテゴリ: 映画

僕は「G線上のアリア」と「グリーンスリーブス」と「カヴァレリア・ルスティカーナ(の間奏)」が、「この世で最も美しいメロディー選手権」のTOP10に入ることを信じて疑わない人間なのですが、Youtubeで、「カヴァレリア・ルスティカーナ(の間奏)」をみつけたので、貼り付けちゃいます。


映画「The Godfather Part 3」では、「カヴァレリア・ルスティカーナ」という歌劇のシーンが、エンディングに向けての重要な位置を占めています。
そしてこの「間奏」のメロディーにノスタルジックな感動を覚えつつ、「The Godfather」三部作という壮大な人間ドラマの幕が下ります。

「ゴッドファーザーパート3は駄作だ」
と言う人も多いのですが、ゴッドファーザー三部作を一つの作品として捉えると、パート3が欠けていたのでは、「壮大な人間ドラマ」という評価(僕の勝手な評価かも知れませんが・・)は得られなかったのではないかと思います。

そんなわけで、私の大好きな映画の中で流れる美しい旋律を、是非皆さんにもお聞き頂きたい、とこう思うわけです。

ちなみに映画の中では、過去の回想シーンとともにこの曲が流れるのですが、特にマイケルとアポローニアが踊るシーンの回想など、涙なしには観られません。

下に貼り付けた動画は、「The Godfather」の名シーンをつなぎ合わせただけのものですが、これはこれで、ファンにはたまらないものに仕上がっています。

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昨日のエントリーでチラっと書いたのですが、実は僕は「ゴッドファーザー」が大好きでして、パート1からパート3まで含めると、おそらく100回~200回は観ていると思います。
特に学生時代や就職してからも独身の間は、毎日「ゴッドファーザー」を観てから寝るようなことをしていました。

この映画を初めて観たときは、登場人物の人間関係が複雑過ぎて、良さがよくわからなかったのですが、2回目に観て以来、虜になってしまいました。
それから原作を読んだり、古いパンフレットを買い求めたり、ポスターを部屋に貼ったり、サントラCDを買ったりと、凝り性の僕は徹底的にのめりこみました。
その当時はまだDVDもなく、市販のVHSビデオでこの映画を買ったりもしていたのですが、確かパート1だけでビデオ2本組15,000円とか、そんな価格だったように思います。
でも頑張ってパート3まで集めました。

TSUTAYAなどに行くと、「ゴッドファーザー」は「アクション映画」や「マフィア映画」などのコーナーに置いてありますし、一般的にもそのような括りで語られることが多いかと思います。
しかしこれは私が学生時代から一貫して主張していることなのですが、
「ゴッドファーザーは壮大な人間ドラマです!」
家族とは何か、仕事とは何か、そして人生とは何か、ということを、主人公のヴィト・コルレオーネ、マイケル・コルレオーネの生涯を通して考えさせられます。

ファミリービジネスに最も抵抗感を持っていた、マイケル・コルレオーネが、父ヴィトの危機を機に、望まぬ形で、ファミリー・ビジネスに関わりを持つようになり、そして家族を守るために強くなっていく。
しかし家族を守るために強くなっていったはずが、家族の心は段々とマイケルから離れていってしまう。そして最期は暖かい陽のあたる庭で一人静かに息を引き取る。

パート1からパート3まで観終わったとき、そんなマイケル・コルレオーネの人生を見届けたような、とても切なく、そしてノスタルジックな感傷を味わうでしょう。

また、この映画は、アル・パチーノの「目の演技」が冴え渡っていて、「目だけで人間の感情をここまで表現することができるのか」と驚きと感嘆を覚えることでしょう。


そして、僕が特に好きな映画俳優のうちの3人がこのシリーズに登場しているというのもたまりません。
アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、アンディ・ガルシア。いずれもハリウッドを代表する俳優ですが、
パート2には、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが(共演はしていないのですが)登場するという贅沢な配役です。
とはいえ、当時は2人ともまだ無名な俳優で、特にアル・パチーノの起用には映画会社が猛反対したという逸話が残っています。


僕は特にアル・パチーノが大好きで、
「好きな有名人は?」と聞かれたら、
「尾崎豊、秋山幸二、アル・パチーノ」と答えるほど、10代から20代にかけて憧れ続けた一人です。
今では安価にDVDを手に入れることができるので、アル・パチーノが出演している映画を殆んど全て所有していますが、最近は観る時間がないですね。

ジョニー・デップと共演したフェイク [DVD]や、「スピード2」を蹴ってまでアル・パチーノとの共演を望んだキアヌ・リーブスがいい味を出しているディアボロス [DVD]、アメリカの社会問題を描いたインサイダー [DVD]ではラッセル・クロウと共演もしていますし、アル・パチーノ自身初めてのアカデミー賞を受賞したセント・オブ・ウーマン/夢の香り [DVD]など、まだ観ていない方はこの連休を利用して、是非観て頂きたいところです。

そうそう、カリートの道 [DVD]は、最後の渚で踊るシーンで必ずや涙するでしょう。私の最も好きな映画の一つです。この時に流れるジョー・コッカーの「You are so beautiful」が切ないです。

このあたりの映画の話になると、キリがなくなってくるので、またいつか好きな映画について書きたいと思います。
何せ学生時代は、レンタルビデオ屋の棚の左端から右端まで順番に全部観るというようなことをしていた時期があるほどで、映画については色々とコメントしたいことがあるのです。
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自分でも最近まで気づかなかったのですが、私は案外「パニック映画」が好きなようで、古くはタワーリング・インフェルノ から、インデペンデンス・デイ アイ・アム・レジェンド など、アタマを使わないで済む「パニック映画」を結構観ています。

休暇を取った時などに、妻と映画館に足を運ぶことが年に数回あるのですが、大抵はこのような映画をドキドキしながら観ることにしています。
というのも、妻と私とでは映画の趣味が全く違うため、「誰でも楽しめる映画」という条件で映画を探すと、「アクション系パニック映画」や「SF系パニック映画」に落ち着くことが多いのです。

先日休暇を取った時にもやはり、妻と一緒に映画を観に行きました。
その時にはノウイングという映画を観たのですが、世間の評価とは異なり、私にとってはとても面白い作品でした。
これらのハリウッド映画はいつも、パニック→家族や恋人との別れ、という展開を辿るのですが、私はこの単純な展開に、「だまされてはイカン!」と思いながらも涙してしまうのが常です。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ノウイングを観た帰りに、「そういえばまだ観てなかった」と、TSUTAYAで借りて帰ったのが「クローバーフィールド」。
ここ1年ほど、家でDVDをきっちり観る時間を取れず、借りては観ずに返す、ということを繰り返していたこの映画を、今度こそ観てやろうと再度借りてきました。

さて、子供を寝かしつけた後、妻と二人で観ることにしました。
しかし今日(正確には昨日)は、朝4時起きでカブトムシ捕りに行ったので、二人とも眠くて仕方がない。
本編が始まって10分後には、「先に寝ます」と妻は寝てしまいました。
仕方なく私は一人で観ることにしたのですが、いやはやこれはなかなか面白い映画ですよ。
ネタバレしてしまうので詳しくは書きませんが、登場人物に感情移入できる人には、堪らなく恐ろしい映画です。
いろいろなところで批判もされているようですが、あまり細かいところに突っ込みを入れずに楽しめば、とてもドキドキする映画です。
「えっ!もう終わり?」と、思ってしまうのですが、それはまたそれで良かったように思います。
(何だか「ふわっ」とした言い方しかできなくてスミマセン)

個人的にはいっそのこと、ウルトラマンが出てくればいいのに、と思ってしまいましたが・・・
ちなみに、マリーナという女性が妻の妹にそっくりで、他人とは思えませんでした。

そんなわけで「クローバーフィールド」、BBM(バカになってボーっと観る:新語)に徹すれば、80分の恐怖を存分に味わえる映画です。



(いま、相当眠いです。)
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