今回は、私が実際にやった「情報収集とその整理法」について書こうと思います。
当然ですが、行政書士試験がどのような試験なのかを知らないことには対策の立てようがありません。
そのため、私もいくつかの本やウェブサイトで情報を収集し、いつでも確認できるように整理しておきました。
なお、あくまで情報収集と整理の「方法」の話なので、試験に関する最新情報を知りたいときは、それぞれのウェブサイトなどを訪問して確認してみてください。
1. 試験科目・配点などを調べる
そもそも試験科目には何があるのか、それぞれの科目の配点はどうなっているのか、どのくらい得点できれば合格するのか、合格率はどのくらいなのかといった、基本情報は当然はじめの段階で調べました。
行政書士試験は、一般財団法人行政書士試験研究センターというところが実施していますので、試験の日程、合格率の推移、試験問題などの公式情報はここに集まっています。
なのでまずはここを見ておく必要があります。
また私は資格試験予備校には通わず、予備校では模試を受けただけでしたが(模試についてはまた書きます)、伊藤塾・LECといった予備校のウェブサイトにある試験情報はよく整理されており、試験の概要を掴むのに最適でしたので、情報収集のために利用させてもらいました。
特に伊藤塾のこのページは、科目ごとの出題数と配点がまとまっており、「どうやって合格点を取るか」ということを検討するための資料として最適でした。
私は受験準備を始めたばかりの段階で、これらの基本的な情報を収集したうえで、下記のようにスプレッドシートに整理し、合格点を取るための皮算用をしてみました。
最終的には模試でも本番でも200点を大きく超えるようになっていましたが、この段階ではいかにして合格最低点1点でも上回るかを考えていたわけです。
(ほかにもスプレッドシートにいろいろと整理しましたが、必要に応じてまたどこかのタイミングでご紹介しますね)
最初に身も蓋もないことを言ってしまうと、勉強方法は人それぞれです。
行政書士試験は社会人受験生が多いこともあり、勉強を始めるときに持っている知識量も、準備にかけられる時間も人によって大きく異なるのではないかと思います。
机に座って勉強する時間を確保できる方もいれば、私のように通勤電車で立ったまま勉強する人もいると思います。
また、民法の勉強はしなくても大丈夫という人もいれば、記憶がだいぶ薄れてしまっているという人もいると思います。
なので、「自分はどの科目で何点を取るのか、そのためにはどのような準備が必要なのか」ということを意識しながら勉強方法を考える必要があります。
そして基本的な考え方として、「いかに早く過去問を解き始めるか」を意識することが重要です。
そのため、例えば過去にある程度きっちり民法を勉強したことがあれば、「いきなり過去問から始める」というのがその人にとって最適な方法になるでしょうし、だいぶ記憶が薄れてしまっているというのであれば、「頻出分野だけでもざっくりテキストを読んでおく」という方法も考えられます。
テキストについても同様です。
各予備校が似たようなテキストや過去問を出していますが、「図表が多いほうがいい」「カラーのほうがいい」といった好みや相性が人それぞれにあると思います。
私個人の話でいうと、図表はついぼんやり眺めて終わってしまうので、「文章を読んで自分で簡単な図にまとめたほうがいい」という好みがあります。
なので、あまり評判を気にし過ぎず、ある程度定評のあるテキストであれば、あとは自分の好みや相性で選べばいいと思います。
よく言われることですが、あれこれ手を広げるのだけは避けたほうがいいです。
前置きが長くなりましたが、以上を前提に、私は以下のようなウェブサイトや書籍を読んで、自分に合った勉強方法を考えたりテキストの候補を探したりしました。
・モアライセンス
初学者向けに丁寧かつ行き届いた説明があるので、私のBlogを読むよりも10倍は役に立ちそうです。
この本のKindle版を購入し、寝る前に布団の中で一気読みしました。
「この方法は良さそう」という部分にハイライトしておき、自分の計画を立てるときに反映させました。
あとは伊藤塾のメルマガを購読していましたね。
毎朝問題を送ってくれるので、特に直前期は楽しく読みながら知識の定着度合いを確認する役にも立っていました。
長くなったので続きはまた!