私は今でこそビジネス書を読んで、その感想などを書いたりしていますが、昔はこの類の本には全く興味がありませんでした。
読んでいたのは専ら小説。
特に好きだったのは、宮本輝や椎名誠、原田宗典、辻仁成といった、現代の小説家たち。少し古いところでは遠藤周作や山本周五郎など。彼らの著書は殆ど読んでいました。
しかしここ数年、小説にはすっかりご無沙汰しており、彼らの動向も知らずにいました。

先日、調布市にある武者小路実篤記念館で、「原田宗典 武者小路実篤を朗読する」というイベントがあるということを、ひょんなことで知り、抽選に応募してみることにしました。

原田宗典氏は、私が通っていたコピーライター養成講座の先輩であり、私が結婚前に住んでいた三鷹にあるアパートのすぐ近所に住んでいたということで、勝手に「他人ではない!」と思っています。
彼の著書「しょうがない人」は、氏の父親について書かれた本ですが、私自身の父親と重なる部分があり、私の最も好きな小説のひとつでもあります。

それにしても一昔前は、好きな作家がいても、その人の動向を知る術は非常に限られていましたが、今はホームページを持っている方が多いので、とても身近に感じられます。
そんなわけで早速、原田宗典さんのホームページを訪問してみました。

私が氏の著書に夢中になっていたのは、15年ほど前のこと。計算してみると、その当時、原田宗典さんは35歳くらいだったことになります。今の私の年齢です。
あの頃読んでいた本の著者は、今の自分の年齢なのかと思うと、とても感慨深い。

あれから15年。
私も(恥ずかしながら)表現の場を持てるようになり、これからどのようなことを発信していこうかと、少しだけ考えました。
まあ、たいしたことは書けないのですが(笑)


まずは抽選が当たることを願っています。