風にころがる企業ホーマー

企業法務や経営に関する話題を中心に、気ままに情報発信してます。

2010/09

東京もようやく、昨夜あたりから過ごしやすくなってきました。
夏も終わりですね。

夏の終わりに合わせるように、わが家の愛車のバッテリーも本日ご臨終と相成りました。
すみません。また企業法務と全く関係のない話題です。


今日の夕方、会社で仕事をしていると、私の携帯電話に妻から着信がありました。
どうせまた「帰りにトイレットペーパーを買ってきて」などという用件であろうと思い、しばらくは知らん振りで仕事を続けていました。
しかしあまりに何度もかかってくるので「はいよ!」と電話に出てみると、「クルマが動かないから助けてくれ」というエマージェンシーコールでした。

どうやら長女を保育園に迎えに行き、そのまま長男を学童保育に迎えに行ったところ、学童保育所の前の路上でクルマが動かなくなってしまったようです。
妻の話を聞く限り、バッテリー上がりかオルタネーター(発電機ですね)の故障のようでしたが、職場にいる私にできることといえば、「グッドラック!」と心の中でつぶやくことくらいです。
しかしそれではあまりに妻がかわいそうなので、「エアコン、カーナビ、ライトを全部消して、アクセルを2回踏んでからエンジンをかけてみたまえ」と伝えました。
しかしクルマはウンともスンとも言わないようです。

ところでわが家は2年ほど前からソニー損保に加入しており、クルマが故障した場合には無料ロードサービスを受けられます。
とはいえ無料サービスの利用回数には制限があるため、近所でバッテリーが上がった程度で利用するのはどうも勿体ないように思いました。
そこで私は、「『故障中。何かあれば学童保育へ』と貼り紙をしていったん帰宅したまえ」と妻に伝え、私が現地に向かうことにしました。

一般的にバッテリーの寿命は2年から3年と言われていますが、思えばわが家の愛車のバッテリーは4年ほど前から使っており、「そろそろスペアを準備しておかなくては」と思っていた矢先のことでした。

さていったん家に帰り、お隣のSさん(同年代のお父さん)が在宅であることを確認したところで、「悪いけどジャンピングしたいからクルマを貸してください」とお願いし、Sさんとウチの長女と3人で現地に向かいました。

ほどなくして現地に到着し、学童保育所の前に淋しそうに停まっている愛車のボンネットを開け、お隣さんの愛車のボンネットを開け、ブースターケーブルを接続します。

せっかくなので、企業法務Blogとして果たして「あり」なのかどうかわかりませんが、いわゆる「ジャンピング」の方法について、少し詳しく書いておきます。
いざという時に必ず役に立ちます。


①動かない方のクルマのバッテリーの+端子に、赤いブースターケーブルの一方を接続します。
②動く方のクルマの+端子に、赤いブースターケーブルのもう一方を接続します。
③動く方のクルマの-端子に、黒い(青いこともある)ブースターケーブルの一方を接続します。
④動かない方のクルマのエンジンブロックなど鉄の部分に、黒いブースターケーブルのもう一方を接続します。
⑤動く方のクルマのエンジンを少しふかしながら、動かない方のクルマのエンジンをかけてみます。
⑥それでもエンジンがかからないようであれば、動かない方のクルマのエンジンブロックに接続していた黒いブースターケーブルを、バッテリーの-端子に接続し直して、エンジンをかけてみます。



以上で、たいていの場合はエンジンがかかります。
とはいえ、一度エンジンを切ってしまうと元の木阿弥ですので、これはあくまで応急処置です。
が、バッテリーがご臨終になった場合には非常に有用なので、クルマにブースターケーブルを常備しておくことをお奨めしておきたいと思います。


さて、快く手伝ってくれたお隣さんには、昨日わが家に届いた「北海道の野菜詰め合わせ」をお礼の言葉とともにおすそ分けし、私は長女と2人でイエローハットに向かいました。
予めバッテリーの在庫があることを確認しておいたのですね。

バッテリー1個で29,000円。
アメ車のバッテリーは少々値がはります。
とはいえ、在庫があること自体珍しいのでとても助かりました。

バッテリー購入後、
「バッテリー交換なんて、朝飯前だぜ!」
とばかりに自分で交換作業を始めたのですが、いやはやわが家のクルマのメンテナンス性の悪いこと。
以前、フロントのウインカーを交換するのに、フロントグリルを全部外す必要があることに驚いたり、ブレーキランプを交換するのに、リアゲートを外す必要があることに驚いたりしていたのですが、たかがバッテリーを交換するのに、こうも手間取るとは思いませんでした。

あっちこっち思いもよらぬところがネジで留められていて、それがしかも奥深いところなので工具が入らない。
おまけにそんなことをウダウダとやっているうちに、短パン・ビーサンでむき出しの足を蚊に刺されるわ、長女はおしっこを漏らしそうになるわで、もう大変。
結局40分近くもかかってしまいました。

こんなことであればはじめから、ソニー損保のロードサービスを使えばよかったと若干反省しました。
とはいえ、たまにはクルマをイジるのも楽しいものではあります。洗車は大嫌いなので一切しませんが。

そんなわが家の愛車も今年の11月に車検です。
もうしばらくはメンテナンスをしながら大事に乗りたいなあ、と思う秋の夜でした。
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日曜日の朝から埼玉県某所で親戚一同が集結する用事があるため、前日の土曜日から埼玉県内のホテルに泊まっています。

今回の「用事」というのは朝10時から開始されるのですが、
「子供がいると時間に遅れる法則」
というものがありまして、これは例えば、「朝起きない」だとか、高速道路で「おしっこしたい!」と突然言い出すだとか、基本的に本能的・生理的なものに左右されるものですので、いかんともしがたい部分があります。
もしかするとわが家の子供たちに問題があるのかも知れませんが、おそらくはどこのお子さんも似たりよったりなのではないかと思っています。

そのため、遅れてはいけない用事に子供連れで行く場合、
①思い切り早く出発する
②できるだけ近くで待機しておく
③やはり行かないことにする

というような対策をとっておく必要があります。

今回は②、「できるだけ近くで待機しておく」という対策をとり、親戚集結地近くのホテルに泊まっているわけです。


どうしてこういつも前置きが長くなってしまうのか、自分でもさっぱりわからないのですが、つまり今わたしは、埼玉県内のホテルの部屋にいるわけです。

さて昨夜は夕食後、家族4人でホテルの近くを歩いてみました。
すぐ近くに割と大きな駅があるので、駅前には飲食店やデパートが立ち並んでいます。
私の目についたのは本屋。
少なくとも大手チェーンではない、聞いたことのない名の本屋ですが、駅前の一等地にドーンと店舗を構えているので、「どんな品揃えかな」と見に行ってみました。

これがなかなかユニークな本屋でした。
場所が場所だけに、「法律書」と書かれたコーナーには六法が4冊と「すぐわかる!離婚の手続き」というような本が数冊だけという散々な有様でしたが、なぜか写真集の品揃えが素晴らしい。

私は自分で写真を撮る趣味はないのですが、写真集を眺めるのは好きで、自室をはじめリビングや寝室など、いつでも手に取れるようなところにいくつかの写真集を置いています。
昨夜みつけた本屋は、大手出版社が出している写真集は少しだけで、PIE BOOKSという出版社の写真集が大量に揃っていました。
この出版社の出している写真集が素晴らしい。

ぱらぱらといくつかめくってみたのですが、「これは欲しい!」というものがたくさんありました。
例えばこれ。
世界の教会世界の教会
(2009/11)
ピーピーエス通信社

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世界中の教会の写真が載っているのですが、カトリックらしい歴史と権威を感じさせる立派な教会から、アフリカの国かどこかのワラで作った小さな教会、高い高い崖のてっぺんに建っている教会まで、美しい写真がたくさん並んでいます。


ほかにもこんなのとか、
世界の家世界の家
(2006/11/09)
ベルンハルトM.シュミッド

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こんなのとか、
空へ続く道空へ続く道
(2010/03)
HABU

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心が穏やかになるような写真や、ワクワクして旅に出たくなるような写真や、イマジネーションをかきたてられるような写真が盛りだくさんでした。

私は本を買うとき、6:4くらいの比率でリアル書店を多く利用しているのですが、超大型店でなくても品揃えのユニークな本屋というのは、意外な出会いがあって面白いものです。
逆に、中規模な本屋で流行りの本だけしか置いていないようなところは、全く面白みがないですね。
このような中規模な店舗では、レコメンドがどれだけ「イケてる」か、が勝負の分かれ目ではないかと思います。

そのようなわけで、埼玉県のとある本屋で、面白い本と出会えた一日でした。
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