風にころがる企業ホーマー(入居作業中)

企業法務や経営に関することについて、情報発信していきまーす!

2010年02月

M&Aを成功に導くビジネスデューデリジェンスの実務M&Aを成功に導くビジネスデューデリジェンスの実務
(2006/11)
アビームM&Aコンサルティング

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2年近く前の話ですが、amazonの「自分の欲しいものリスト」(当時は「ウィッシュリスト」だったか?)に、上記書籍を登録していました。
本というのは、買いそびれると手に入らなくなってしまったり、手に入れるのに著しく手間と時間がかかるようになってしまったりすることが往々にしてあるので、「欲しい!」と思った時にはできるだけすぐに買うようにしています。

そしてこの本。
すぐに買わなかったばかりに、入手するのにひどく手間取りました。

2年前に「欲しいなぁ」と思い、amazonに登録していたのですが、最近になって「絶対買う!」と思うきっかけができました。
そこでamazonを覗いてみたところ、「入手不可」との表示になっていました。しかし古本であれば、9,000円くらいで買うことができる状況でした。
でも定価は4,800円なので、できることならその程度の価格で入手したいところです。

そこで出版社である中央経済社さんや、紀伊國屋、ジュンク堂、ブックファーストなど、大きな本屋さんに片っ端からあたってみたのですが、どこにも在庫が一冊もない。

チクショーと思いながら、時々未練がましくamazonをチェックしていたのですが、ある日「2~4週間で発送可能」という表示に変わっていました。
この機会を逃してはいけない、と早速注文しました。

そして待つこと2週間ちょっと。
amazonからメールが届きました。
「やはり入手できませんでした。ごめんなさい。」というような内容です。

その頃、本書の古本価格は更に高騰していて、何と「25,000円~」という表示が出ていました。
ヤフオクにも出品されていないし、手に入らないとなると何とか手に入れたくなるものです。

そこでダメモトで、三省堂書店のHPから在庫検索をしてみました。
ありました!
何と名古屋の三省堂書店に一冊だけ在庫がありました。
その場で即、「取り置き希望」をクリック。
そうしたところ数時間後にメールが届きました。
「在庫を確保したので、取りに来てください。」

東京から名古屋まで、本一冊買うためだけに行くのも間抜けな話しなので、メールでお願いして近所の三省堂書店に移動してもらいました。
(三省堂書店さんの対応は、とても丁寧で素早いものでした。感謝です。)

そして一昨日、念願かなって手許に届きました。
ありがたいので神棚にでも飾っておきたいのですが、それでは意味がないですし、そもそもわが家にはよく考えたら神棚がありません。

まだ、パラパラとめくってみただけなのですが、非常に興味深い内容です。
即転売すればちょっとした小遣い稼ぎになるかも知れませんが、この本は誰にも売ってあげません。

他の読むべきものを片付けてから、じっくり読んでみようと思っています。

ただ一点懸念しているのは、もしかするとこの状況からすると、近日中に改訂版なんかが出版されたりするのではないかと・・・
それだけは勘弁してくださいね、中央経済社さん。


ちなみにどうでもいい話ですが、最近カタカナを読めるようになった長男も、「デューデリジェンス」は上手に読めませんでした。これが「デューディリジェンス」だったら更に読みにくいですよね。
僕もきちんと発音できません。どうしても最後の部分が「ジェンシュ」になっちゃうんですよね。
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わが家の長男が、今年の春から小学生になります。
先日ランドセルも購入し、いよいよ入学準備が本格化してきました。

言い古されたことではありますが、子供の成長というのは実に早いもので、本当にあっという間の6年間でした。
あと6年すると、もう中学生になるという、俄かには信じられないようなスピードなのです。
そんな、わが子の成長が、嬉しくもあり寂しくもある微妙な親心を味わっている今日この頃です。
今が一番楽しい時期なんだろうな、長男も長女もこのまま大きくならなくていいのにな、などと身勝手なことを思ったりしています。

さて、以前にも紹介したと思うのですが、「OCEANS」という、僕がよく買っている雑誌(こんな雑誌も実は読むのです)で、仲村トオルさんが、

親バカじゃない親はバカ

という名言を吐いていらっしゃいました。
この言葉を聞いた僕は心から「アーメン(然り!)」と呟いたものです。

しかし僕は、「バカ親」にだけはならないように気をつけてはいます。
僕が子供と接するときに大切にしていることは、とにかく愛情をかけることと、コミュニケーションをしっかりと取ることです。

教育方針というほどのものでもないのですが、以下の3点は常に心がけています。


一. 健康第一
二. 自主性を重んじる
三. 考えさせる



「人魚は何を食べるのか子供に聞かれて困っています。何と答えるべきでしょうか?」というような質問をネットでしている方が時々います。というか、似たようなことを質問する人が実際に結構います。
子供に質問されると「正しい解答」をしようとして困ってしまっている人たちです。
僕は、こんな時こそ考えさせたりコミュニケーションを取ったりするチャンスだと思うので、このような質問だけで30分は会話を続けてしまいます。
基本的に「とっと(ウチの子は僕のことをこう呼ぶので、僕も自分のことをこう呼ぶ)にもよくわからん。でも海の中にいるのだから、海亀とか食べるんじゃないの?」などとちょっとおかしなことを言ったりします。
そうすると、子供は「亀は食べないでしょう」などと乗ってくるので、「どうして?結構おいしいんじゃないの?」と聞きます。
子供はちょっと考えてから「甲羅が硬いじゃん。歯が折れちゃうよ」などと言ったりするので、「ああ、そうだね。じゃあもっと柔らかいクラゲとか食べんのかな」などと、実に下らない会話を延々と続けたりしています。
でも僕としては、答え自体はどうでもよくて、子供に考えさせたり、子供の言うことに根拠を示させたりという、コミュニケーションの練習を楽しみながらやっているつもりなのです。
これは例えば「ウルトラマンと仮面ライダーはどっちが強いか?」というテーマでも同じで、徹底的に話し合います。

話がだいぶそれてしまいましたが、僕は子供たちと話をすることも遊ぶことも大好きなので、保育園のお友達のことから仮面ライダーのことまで、長男にとって最も「話せるヤツ」であると自負しています。
そして長男は僕に対して「優しくて、強くて、カッコいい」と、最大限の賛辞を贈ってくれます。
最近少しずつ「本当かな?」と疑いの目で見てくるのですが、僕が「仮面ライダーカブト」に変身できるという話も、辛うじて信じています。

さて、そんな長男なのですが、保育園でも数年に一度しか発生しないという「超元気なクラス」の中で、わんぱくグループを結成し、そこでリーダーシップを発揮しているという証言を、先生から得ています。
家では僕にベタベタと甘えて、寝るときも僕にへばりつくようにして寝ているのですが、外ではけっこう頑張っちゃっているようです。

そう、長男は寝るときに僕がいないとダメで、僕が飲み会などで遅くなった時には、布団の中で睡魔と限界まで闘いながら寝ずに待っています。
そして長女は僕のお腹の上、長男は僕の腕枕という状態で寝るのがわが家のお休みスタイルです。
ところが妻はフカフカの布団でゆったり広々と寝ているので、時々アタマにきます。そんな時僕は、寝ている長女を妻の上に乗っけたりして、陰湿な嫌がらせをすることもあります。

しかし昨年の夏、保育園で「お泊り保育」というイベントがあり、長男は初めて親元を離れて一晩過ごしました。
お泊り保育にあたって長男に、「一人で眠れるか?」と尋ねたところ、「ゆずくんとギュウして寝る」と、僕の代わりに友達を抱き枕にする作戦を練っていましたが、ちゃんと一人で寝たそうで、自信に溢れた表情で帰ってきました。

そして先日のバレンタインデーでは、クラスの女の子にチョコレートをいくつかもらい、照れながらも誇らしげでした。先生のお話によると、長男は女の子にとてもモテるらしく、「一夫多妻も夢じゃない」とのことでした。保育園の先生らしからぬ表現です。

そして今日。
長男は生まれて初めて、お友達の家に泊まりに行っています。
カバンに、ウルトラマンの人形と塗り絵と色鉛筆を詰め込んで、張り切って出掛けました。
元気が有り余った状態で預けるのは忍びないので、お友達の家に行く前に、近所を1時間ほど走らせました(笑)
そうすれば多少疲れて早く寝るかな、との考えです。

そんなわけで、今日の夕食は、妻と長女と3人で食べました。
長女もよその女の子に比べるとかなり元気な方ですが、やはりそうはいっても女の子です。男の子とは騒ぎ方のレベルが違います。
久しぶりに静かで落ち着いた食事と食後の時間を過ごしました。
長女は、いつもであれば勝手に触ると怒られる長男のおもちゃを、思う存分いじくりまわしていました。

話があちこちに飛んでしまいましたが、4月から小学生になる長男は、本当に少しずつたくましくなってきていて、少しずつ僕から離れていくのです。
親として嬉しい気持ちもありますが、まだ未熟者の僕としては、寂しい気持ちの方がずっと大きいんだということがはっきりとわかった夜だったりするのです。

今日は僕が眠れなかったりして(笑)
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ウルトラマン 名選集ウルトラマン 名選集
(2005/12/07)
テレビ主題歌みすず児童合唱団

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数年前このCDを買って、クルマのHDDに保存しました。
それ以来、思い出したように、我が家の子供たちは「ウルトラマンを聞きたい」と言います。
そして一度言い始めると、1ヶ月くらい毎日言います。

そんなわけで、ここ1ヶ月くらい、朝、保育園に行くときはもちろん、休みの日に出掛けるときも、ずっとウルトラマンの歌を聴くハメになってしまっています。

このCDは、初代ウルトラマンの主題歌から、昭和の終わりくらいまでのウルトラマンの主題歌が収録されているので、僕が聴いても懐かしいものではあります。

さて、このCDに収録されている歌で、「ザ・ウルトラマン」というアニメ版ウルトラマンの主題歌があります。
この歌はなかなかの名曲で、親子で一緒に楽しく歌っているのですが、歌詞に一つ気になるところがあります。
それは以下の歌詞です。


この世のルールを乱した奴らは、宇宙の果てまで運び去る、ウルトラマン♪



ルールを乱したくらいで、宇宙の果てまで運ばれたうえに、置き去りにされてしまうのです。
ちょっとコワイです。

略取誘拐とか、保護責任者遺棄致死罪とかの言葉がアタマをよぎります。
いや、大気圏に突入した時点で普通の人は死んでしまうだろうから、殺人罪でしょうか。
そもそも公開の法廷で裁判を受ける権利が我々には保障されているはずですが、ウルトラマンの独断と偏見で、宇宙の果てまで連れて行かれて放置されるのです。
デュープロセスもへったくれもありません。

毎日、そんなことを考えながら、クルマを運転して保育園に向かっています。
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「Business Law Journal」が積読状態になっていたので、興味のある記事だけでも読んでおこうと、ここ数日通勤電車の中で一気読みしています。
とはいえ、なんと実は8月号からたまっているので、結構なボリュームがありますし、やや遅れた情報になってしまっています。
昨日は9月号を読んでいたのですが「発足直前 消費者庁」などという、半年前の話題をナルホドと思いながら読み進めている情けない状況です。

そんなこんなで今朝は10月号に突入しました。
NBLにしても商事法務にしてもそうなのですが、連載ものが多い雑誌というのは、ためてから読むというのもなかなかいいものです。(精神衛生上はよくないですが・・・)

Business Law Journal(以下「BLJ」)でいうと、以前から連載されている「legal×marketing→branding!」などは、まとめて読むと、弁理士、企業法務担当者、知財担当者など、様々な角度からブランド、特に商標権というものをどう保護するべきかが論じられていて勉強になります。
特に10月号のシャネル株式会社法務部長のお話は、トップブランドと呼ばれる「CHANEL」という商標を、模倣品などによるブランドイメージの低下からどう保護するのかという実務上の話が具体的に書かれていて、非常に興味深いものでありました。
ちょうど「中国の『権利侵害責任法』(不法行為法に相当)が公布される」(NBL923号)という記事において、同法施行によって中国におけるインターネットによる模倣品販売に一定の歯止めがかかるのではないか、というような話題が出ていたところなので、余計興味をそそられました。

また10月号には、第2特集として「仕事術・勉強法」というものがありました。
この手の話題はビジネス書やビジネス雑誌でしょっちゅう採り上げられるので、少々食傷気味なのですが、さすがBLJです。このお腹いっぱいの話題を、「法務関係者の仕事術・勉強法」という切り口にしているので、食いつかずにはいられません。

このBlogでも何度か書籍を紹介させてもらっている弥永真生教授の、判例や法令情報を集める方法などは、個人的に物凄く興味のあるところです。
しかし弥永先生は案外フツーに情報を集めていらっしゃるようで、商事法務メルマガに頼っているなどというところは、親近感すら覚えてしまいます。
やはりこのような方は、同じ情報に触れても、そこから生み出すものが違うわけですね。

また、升永英俊弁護士の「準備書面を書くための心構え」のような話も、日々たくさんの文書を書く私たち企業法務パーソンにとって、大きな示唆を与えてくれます。

ですから、こんな枝などなくても自分のメッセージは伝えられる、という自信をもって書かなくてはなりません。枝ばかりを書いてしまう人はメッセージをもっていないということでしょう。



さらに、やはりこのBlogで何度か書籍を紹介させて頂いている、公認会計士の太田達也さんの「情報インプットとアウトプットの方法」みたいな話も同じく興味深いものでした。


まぁ、ここでこんな感想を書いたところで、所詮随分遅れた話題でしかないのですが、読み飛ばしていらっしゃる方は再読されてはいかがでしょうか。
「買ってないよ」という方はバックナンバーを購入されてもいいでしょうし。

また気が向いたら、11月号以降の感想も書いてみます。
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どうもここのところ、夜はすぐに寝付けるものの、朝早く(4時くらいか?)に目が覚めてしまいます。
そして、あれやこれやと思いを巡らせているうちに眠れなくなって「もういいや起きちまえ!」と5時過ぎに布団から這い出すような日々が続いています。

別にこれは自分がおっさんになってきているから、というわけでもないように思います。
というのも、布団の中であれやこれやと考えているその内容は、いつも決まって仕事のことだからです。

今日は今日で、一昨日に弁護士と電話で話した内容を反芻しているうちに、ヤマト運輸やセブンイレブンの経営に思い至り、布団の中でじっとしていられなくなってしまいました。

ヤマト運輸という会社、ひいてはその創業者(正確には二代目ですが)である小倉昌男氏の経営というのは、常に規制との闘いであったように思うのですが、「信念」というものが強く感じられて共感を覚えます。

(興味のある方には、この本がオススメです。)


小倉昌男 経営学小倉昌男 経営学
(1999/10)
小倉 昌男

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一方のセブンイレブンも、最近は何かと問題を指摘されていますが、易きに流れない姿勢が見受けられ、その点に関しては共感を覚えます。

上記2社はいずれも労務問題を中心としたトラブルを抱えていて、この点に関しては早期に解決するべきだと思いますが、国が押し付ける規制に安易に屈しない姿勢が私は好きなのです。

ヤマト運輸でいえば、古くは「信書法」の問題で、郵政と真正面から衝突してきました。
そして最近では、ヤマト運輸でいえば「代引き」が、セブンイレブンなどのコンビニエンスストアでいえば「公共料金の収納代行サービス」が、銀行法上の「為替取引」に該当するのではないか、との指摘を受け続けてきました。
そしてこの問題は、資金決済法の成立という形で一応の解決を見たわけです。


私が気になるのは、ヤマト運輸やセブンイレブンの顧問弁護士などが、「代引き」や「収納代行サービス」をどう評価していたのか、という点です。
2社とも相当な大企業ですから、上記のようなサービスの適法性について弁護士に法律意見書を書いてもらうなどということは、何度もあったのではないかと思います。

そのようなときに、弁護士は何と書いたのか、それが気になります。

ちょうどNBLの922号(2010.2.1)で、資金決済法の解説がされているので、それを参考に記載しますが、銀行法では「為替取引」は銀行のみが営むことができることになっています。
そして判例上「為替取引」は、以下のように定義されています。


顧客から、隔地者間で直接銀行を輸送せずに資金を移動する仕組みを利用して資金を移動することを内容とする依頼を受けて、これを引き受けること、又はこれを引き受けて遂行すること(最三決平成13年3月12日)



この定義を見ると、「代引き」も「収納代行」もクロっぽい印象を受けます。
でも、社会的な便宜を考えると、クロと言いたくはないですよね。
このあたりは、必要性と許容性のバランスの問題として処理したいところです。

でも、「このサービスが適法ですか?」と聞かれたとき、弁護士は何と答えるのでしょう。
さらに言えば、私たち企業法務担当者としては何と答えるべきでしょう。

「NO」と答えるのが最も簡単な回答です。
「グレーだけど、経営判断でお願いします」というのもありがちな回答かと思います。

「代引き」や「収納代行」は、資金決済法という法律の成立により、資金移動業の登録を受ければ堂々と行えるようになりますし、これまで通り「為替取引ではない」と言い通すことも会社によってはあるかも知れません。

案外、イノベーションというものはこのようなところから生まれてくるものでしょう。
Googleのストリートビューについても騒ぎが大きくなっていますが、「とりあえずNO」というのは、社会にとって好ましいことではないでしょう。

そんなことを考えているうちに、仕事に行く時間になってしまいました。
ではでは。
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