私は(ほぼ)一人法務なので、法務部門に配属された、特段の法務知識のない人材を育成する機会というのはないに等しいです。
しかし「(ほぼ)一人法務」とよく書いていることに気づいている方もいらっしゃるかと思いますが、部下はいます。
その部下は法務ではなく、総務や社内全体の業務の最適化(業務管理・業務改善)などを主な担当としています。私は総務の責任者も兼任しているので、彼女の上司ということになっています。
しかし彼女は法務の経験も知識もないため、法務に関する作業のうち簡単なものを頼むことはあっても、法務担当者としての判断を要するような業務は任せられません。
そのため「(ほぼ)一人法務」という言い方をいつもしているわけです。
以前私の部下であった女性は、今年の夏に退職したのですが、その女性は「総務」のみを担当していて、仕事に楽しみを見出せないまま終わってしまったようです。
現在私の部下である女性は、「業務管理・業務改善」のためのシステム作りを中心業務としていて、「総務」にはやはり魅力を感じていないようです。
ただよく口にするのは、「法務をやってみたい」という言葉です。
もちろんだからといって、「じゃあ法務担当になろうか」などというような無責任なことは言えません。
彼女は単に、私の仕事を近くで見ていて「面白そう」と思い、私の仕事の話を聞いて「やってみたい」と感じているに過ぎないのではないかと思っています。
そんなことを随分前から言っているので、じゃあ「ビジネス実務法務検定3級」の勉強でもしてみたらどう?」なんてことを以前提案してみたことがあります。
法務の業務の一部を彼女にやってもらうことを念頭に、少し法律の勉強をしてもらおうと考えたのです。
それ以来彼女は、少しずつではありますが、テキストを読み進めているようです。
以前勤めていた大企業でも、新任の法務担当者にはビジネス実務法務検定3級の受験が推奨されていましたし、最低限の法律知識を得るには適した試験だと思います。
ただ、個人的に思うのは、「企業法務をやるには民法についてはもっと深い知識と理解が必須だ」ということです。
もちろん会社法や訴訟法、知財関連の法律など、会社の形態や規模によって必要となる法律知識は異なるのでしょうが、民法についてだけは、一度きっちり勉強をしておかないと、「伸びない」と考えています。
そうすると自然、OJTだけではそのような知識は身につかないので、個人的に勉強をしてもらう必要が出てきます。
そのような時に、どのような勉強方法を勧めるべきか、正直私にはわかりません。
そこでまずはウォーミングアップとして「ビジネス実務法務検定3級」の受検を勧めたりしているのですが、入口としては「あり」かもしれませんが、その後のことまで考えると、どうやって育成していくべきか頭を悩ませるところです。
ちなみに前職では3人、そのような担当者がいましたが、1人は立派に法務担当者としてやっていきましたが、1人は異動願いが受け入れられて異動し、1人は結婚してやめてしまいました。
「法律に関わる仕事をやるつもりのなかった法務担当者」の育成、皆さんはどうされていますか?
しかし「(ほぼ)一人法務」とよく書いていることに気づいている方もいらっしゃるかと思いますが、部下はいます。
その部下は法務ではなく、総務や社内全体の業務の最適化(業務管理・業務改善)などを主な担当としています。私は総務の責任者も兼任しているので、彼女の上司ということになっています。
しかし彼女は法務の経験も知識もないため、法務に関する作業のうち簡単なものを頼むことはあっても、法務担当者としての判断を要するような業務は任せられません。
そのため「(ほぼ)一人法務」という言い方をいつもしているわけです。
以前私の部下であった女性は、今年の夏に退職したのですが、その女性は「総務」のみを担当していて、仕事に楽しみを見出せないまま終わってしまったようです。
現在私の部下である女性は、「業務管理・業務改善」のためのシステム作りを中心業務としていて、「総務」にはやはり魅力を感じていないようです。
ただよく口にするのは、「法務をやってみたい」という言葉です。
もちろんだからといって、「じゃあ法務担当になろうか」などというような無責任なことは言えません。
彼女は単に、私の仕事を近くで見ていて「面白そう」と思い、私の仕事の話を聞いて「やってみたい」と感じているに過ぎないのではないかと思っています。
そんなことを随分前から言っているので、じゃあ「ビジネス実務法務検定3級」の勉強でもしてみたらどう?」なんてことを以前提案してみたことがあります。
法務の業務の一部を彼女にやってもらうことを念頭に、少し法律の勉強をしてもらおうと考えたのです。
それ以来彼女は、少しずつではありますが、テキストを読み進めているようです。
以前勤めていた大企業でも、新任の法務担当者にはビジネス実務法務検定3級の受験が推奨されていましたし、最低限の法律知識を得るには適した試験だと思います。
ただ、個人的に思うのは、「企業法務をやるには民法についてはもっと深い知識と理解が必須だ」ということです。
もちろん会社法や訴訟法、知財関連の法律など、会社の形態や規模によって必要となる法律知識は異なるのでしょうが、民法についてだけは、一度きっちり勉強をしておかないと、「伸びない」と考えています。
そうすると自然、OJTだけではそのような知識は身につかないので、個人的に勉強をしてもらう必要が出てきます。
そのような時に、どのような勉強方法を勧めるべきか、正直私にはわかりません。
そこでまずはウォーミングアップとして「ビジネス実務法務検定3級」の受検を勧めたりしているのですが、入口としては「あり」かもしれませんが、その後のことまで考えると、どうやって育成していくべきか頭を悩ませるところです。
ちなみに前職では3人、そのような担当者がいましたが、1人は立派に法務担当者としてやっていきましたが、1人は異動願いが受け入れられて異動し、1人は結婚してやめてしまいました。
「法律に関わる仕事をやるつもりのなかった法務担当者」の育成、皆さんはどうされていますか?